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2001年11月3日に発売した3年越しのファーストアルバム[orangepeel]についてメンバーからのコメントです。
COMMENT by okazu okazuレコニッキより抜粋)
1stアルバム「orangepeel」について、ゲターリスト&コンポーザー&エセMIXERとしてのokazuからコメント・解説なんぞさせていただこうかなと思いますー。
● レコ全般 ●
->機材は基本的にこちら。

レコーダーはFOSTEXのDMT-8初期型。取り外し不可能な540MBHDで録音可能時間はわずか12分!だからオレピのレコーディングはいつも2曲単位で行われました。1曲MIXDOWN中はもう1曲については手をつけられないので(フェーダーとかいじるのイヤなので)これまた不便でねぇ。バックアップの手段がDATのみ(笑)と、データを手軽に出し入れできないのも困りものだったかな。ま、手持ちのイフェクターで好きに処理できたりと、不便なりにもいろいろ工夫できて面白かったけどね。 シーケンサーはPerformer5.5、最初使っていたMacがクラッシュしてしまい、途中からVisionDSP4.1使用。どちらもMTCでDMT-8と同期とってます。小節単位、拍子単位で編集できる素晴らしさ。ん〜ハイテク。ボーカルトラック(メイン)はパラ出力を使って単独でSE-70へ。コンプやピッチ強制、空間系のコントロールは全てMIDIで。こういうときMIDIってホント便利だなーと実感したり。ほかのコーラストラックやギターはSEND/RETURNループ2系統でSPX-900(リバーブ、フェイザーあたり)、IPS-33B(コーラスとディレイくらいかな?)にかましてます。もう1台マルチが欲しいところだったかなー。
歌入れは「silent note」「squall」がユコ宅、「太陽」「wanna be」がokazu宅。「chewin'gum」「hallow」「見つめていたままで」が吉祥寺、調布でのスタジオ録音。どっちも会員証作ったけど1〜2回使っただけでそれっきりだったな(笑)。ボーカル、ギター以外のパートはほとんど打ち込みでSC-88から出してます。こんなにもメジャーな音源でなんのヒネリもなく(笑)。ちなみに全部PCからのステップ入力っす。

「chewin'gum」のドラムのみALESIS D4。「hallow」のドラムはSC-88ですがADA MICROCABでフィルターしています。あとは曲ごとにイコライジングしてますが、ほぼ工場出荷時と変わらない音ですな。ウヒ。あ、「wanna be」だけはokazuがベース弾いてます。

最後にレコした「silent note」「squall」で、ようやく望みに近い音圧が出せるようになったのが悔しいなー。もっと早くに気付いていればのノウハウ。うぅ。次回に活かさねば。そしてやはり今後はドラム音にもっと注力せねばです。

ギター。「silent note」「squall」のみFENDER JAGUARとPOD2。あとは全部Ibanez540RとSE-70。アコギに聞こえる音は全てBOSS AC-2。「hallow」以外、バッキングはLR別録音しています。
● 曲解説 ●
#1 silent note
最新曲にしてトップを飾ってしまいましたの曲。ユコの歌唱力の伸びが伺えます(ヨイショっと)。RギターはPODのJCM800、ドライブ控えめ。Lギターは同じくPODのMESA BOOGIE。クリーンはPOD使わずSE-70で、軽いドライブとビブラート+ディレイ。間奏のフィードバックが打ち込み(宅録じゃフィードバックしないんだもん(笑))ってトコ以外はギターはストレート勝負。ピッキングハーモニクスがロック魂でしょ(笑)。
#2 hallow
orangepeel初期から演っている思い入れ深い曲。スマパンの影響が色濃く。GソロはSPX900のゲートリバーブです。トレブリーなアコギ風サウンドが荒っぽいフンイキで気に入ってますです。
#3 chewin' gum
これも初期の曲。Pineforest crunchとLisa roebリスペクトってことで。サビ以降のokazuコーラスの定位がこの曲の心地よさを決めていると言っても過言ではないかと・・・過言かなぁ(笑)?いや、かなり苦労したもので。
#4 wanna be
オレピ得意の8beat代表曲。ギターよりもシンセのアレンジの方に時間を費やしたかも知れないっすね。2コーラスめのリードがせつなさ倍増計画。ユコのアンニュイ加減もグー(ヨイショっと)。この曲自体は実は10年くらい前に作ったもの。オレピの曲としてやっと陽の目を見たのでした(笑)。
#5 太陽
なぜokazuボーカルかというと・・歌ってみたかったから(笑)。というのもあるんですが、この曲はユコのキーに合わないからなのです。キー合わせりゃいいじゃん!と言われるかもですが、開放弦を使った独特のコード感がこの曲のフンイキを決定付けているので、なによりギターを優先させたかったワケなのです(ごめんユコ)。でも結果的に面白いものになったでしょ(笑)?ギターは歪みを抑えてエッジを立てて。イントロのフレーズは全部ナチュラルハーモニクスなんで、ギタリストの方はコピーしてみてね。意外と難しいぞ(笑)。
#6 squall
okazu個人的には、歌もギターもレコ条件も、トータルで一番完成度高い曲になったかな、と思ってます。展開も一番ドラマチックだし。1コーラス目後聴けるギターの音の壁。サビのギターをフィードバックディレイ100%で蓄積してイッキに放出!ライブでは思った以上に壁ができて嬉しかったかも*^^*(PAにゃ悪いことしたが)。間奏で聴ける、不協和音ギリギリのLRギターの絡みも、最後のリフで聴ける1発だけのスラップ(ベースね)も気に入ってたり。曲順もここでよかったー。
#7 見つめていたままで
オレピがユニットになって初めて出来た曲。当初「chewin'gum」みたいな、ソフトでキュートでオルタナちっくなギターポップを路線として狙っていたんですが、ある日「憂い」のようなものをコンセプトに持って行きたくなったんですな、okazuの中で。そして出来たのがコレ。気合が入りすぎたのか展開もてんこ盛りですな^^;ギターも最大5本が同時に鳴ってたり、okazuの天使のコーラス(全部ナマ声だよ。ピッチシフターじゃないんだよー^^)が聴けたりね。その分思い入れもかなり詰まってる作品になりました^^。
といった具合でダラダラ書き連ねちゃいました。
とにかく3年かかってようやくできたこのアルバム。技術的にはまだまだ全然デモテープに毛が生えたほどのレベルですが、1曲1曲を大事に大事に育ててきた愛すべき作品集なのです*^^*。もう聴いてくださった方は末永くお付き合いいただけたら、まだ聴いていない方はぜひとも聴いていただいて、何かを感じてくれたら、この上なくシアワセでございます<(_ _)>。
COMMENT by yuco
やっとできましたのですよ。アルバムが。苦節3年。(苦節でもないけど)
そりゃこの手の音楽やってらっしゃる方々にはまだまだ未熟かもしれませんが、とにかくかわいい子どもが出来ました。(^^)もともと4人編成のバンドとして活動していたオレピはその頃はとにかく「キュートでポップ」なのがコンセプトでしたが、バンド編成替えによりしばしの間いろいろ2人で議論しました。かなりすげー長いメルばっかりだったな(笑)そしてユニットになって出てきたキーワードが「憂い」。
主張しすぎず、ふんわりと、せつないということを表現したかったんです。そして色と風景。目をつぶれば景色がぼんやりと浮かんでくる、そんな世界をオレピで表現しようと思ったのでした。
● ウタ ●
orangepeelの曲って、かなりシンプルなんですよ。ヴォーカルは。それがyucoにとっては至難でした。ヴォーカリストをメインでやってきた人ってフェイクしたり、ウタメロを複雑にしがちだったりするんですが(私がいけないのか(^^;)より少ない音符にはまるように歌詞を乗せて印象付ける、というのが一番のオレピ攻略ポイントでございます。たいてい歌詞が多くてokazuにクールにご指摘をば受けるんですね(爆)今となっては大分コツもわかってきましたが。あ、ということなので曲先な作り方でした。

メタルあがりなyucoとしてはウタはとにかくシャウト禁止!の心意気で。(笑)汚い部分はなるべくカットで行きたかったのです。あとはロングトーン部分をいかに気持ちよく響かせるか、がポイントでレコしてまいりました。ヴォーカルへのエフェクトが基本的に多いほうなので、それを想定していいとこ取りしていったって感じですかねぇ。
● ジャケット等デザイン ●
この辺はワタクシがやったのですが、なんか自然な感じが出したくて、 毎日自然の写真を撮っているT.Iinoさん(男衾村 - 復興計画) にお願いしてステキな1枚をジャケット写真として加工しました。



ブックレットの中のオレンジの写真、実はyuco宅で撮影したものです。いつものクセで安いオレンジを買おうとしたんだけど、撮影用なんだからということでちょっと高いオレンジを。何十枚か撮影したな。その中から構図のいいものを加工したのです。
 <-撮影用オレンジで遊ぶネコ。
● 曲&詞解説 ●
#1 silent note
okazuにはヨイショされてますが(笑)イメージ浮かびやすかったんですね。この曲。デモを受け取ったときにはかなりアレンジも出来ていて、一発で、「お、轟音」てなかんじで。でも当初のデモとレコ時のオケは全くギターが違い(爆)さらに激しくなってましたが。詞は、「silent=沈黙、しずかな、語らない」「note=音符、メモ」がキーワードで静寂の中(詞)にある激しさ(音)みたいなところをポイントにしてます。この曲は試聴なしなんで、CDのお楽しみ曲ってことで詳しくはCDにてチェックをば。

(カラー) 深いグリーン+紺=マーブル、うねり
#2 hallow
バンド時代からやっていてアレンジもほぼ昔のまんまですが、この雰囲気が気に入っていて好きな曲です。ゆったりとした揺れを感じて、ギターソロ部分ではより広い世界に飛んでいく、この部分がお気に入りです。夕暮れの暖かさと涙がキーワード。

(カラー)アイボリー→朱色
#3 chewin' gum
これもバンド時代からやっている曲。わかる人はわかるかなぁ。この歌レコのとき、yuco風邪っぴきでした。前半は録り直したんですが、後半のちょっとかすれ具合はそれはそれで味があるかなという感じで残したのでした。ちょっと他の曲と毛色が違う詞なのは、当初のバンドオレピ時代の名残でキュンとキュートな路線です。高いキー部分を多用する曲です。この曲。あう。okazu的はファルセット禁止だし、、、(笑)ま、でもokazuのすばらしいコーラスとエフェクト&MIXのおかげでさわやかーな感じに仕上がりました。「キスしよう」のニュアンスは何回か取り直したな(笑)あそこだけは決めたかったから。晴れた朝、散歩しながら聴くと気持ちよいかもよ。

(カラー)黄色(自然光)→明るいオレンジ
#4 wanna be
デモをもらったときに、これは深〜いリヴァーヴな感じが頭に浮かんだのでした。ふわふわと宙を浮いてる感じに。そしてギターソロで風が駆け抜ける、みたいな。ぎゅぃーんって。だからあえてはっきり鋭角な感じの声ではなく空気をたくさん含んだ感じに表現したくて、キーを下げてもらうことに。おかげでライヴでは苦労かけました。あぅ。すんません。でも思惑通りの仕上がりになったよ。おかげでこの曲結構人気高い。よかった(^^;
歌詞は他に比べたらyuco的にはストレートな言葉を使ってます。恋愛といえば恋愛ですが、友達といえばそう。あまり恋愛じみたストレートな表現は好きではない(というか自分らしくない(^^;)のですが、より恋愛に近いかな。

「呼んでた... ナクシタ... 」がポイント。

(カラー)オフホワイト→薄いブルー
#5 太陽
ちょっとROBOTS(takuya)系なokazuヴォーカル。あぁこんな歌い方すんのねぇ、なぁーんて出来あがって初めて知りました(爆)カラオケじゃわかんないしね。私が知るギタリストが歌う歌ってどことなく(いい意味で)か弱くてそこがアンニュイで魅かれるのですよね。okazuも例外なくその部類で。yucoコーラスは、事前に何もなくメイン歌入れもないオケでせぇの!で歌った記憶が・・・(^^;なかなか男性陣に人気がある曲ってことはアニキ・・・

歌詞は、okazuが歌うんだから男臭い詞にしたくて出来たもの。男の気持ちはまだまだわからないけど、ほら、よくなにか苦しかったり悲しかったりするときにあてもなく走ったりするなーんて人いて。そんな無になりたい感情を女のyucoなりに描いてみました。アハ。そして、これ、サビのokazu/yuco部分は掛け合いな詞になってます。そのまま繋げても意味があるし、またyuco部分だけ、okazu部分で内容が分岐され、そこから「なにもない・・・」で融合するという。2通りの解釈の仕方ができるんです。結構yuco的にこの詞はお気に入り。

(カラー)ワインレッド
#6 squall
もともと、「見つめて〜」なんかを作ってるときに「こんな曲も新鮮でしょ」と聴かされたのがこの曲。当時はちょっと他の曲と合わせたらロックより(okazuのルーツ内な、ギターヒーローな人達)により近く、しばらく放置プレイしてましたが最後の最後で、アレンジ総入れ替えで完成した曲です。
ギリギリでさくっとピシッとハマった曲ができました。メロはもともと知ってたし仮詞もつけてたからなじんでたし歌いやすかったです。こういうの得意なほうだし。いろんな条件がうまく繋がると「これだ!」という感じもあるもんです。疾走感が特にポイント。そこに降る大粒の雨と突風。何もかも洗い流してしまいたい感情。かっこええ曲に仕上がりました♪

歌詞は、サビの頭のノビ音が一番に浮かんだ。曲のイメージからAメロで感情を抑えて抑えて、渦を巻いている感じ、そしてサビでバーン!と。抑えた気持ちを開放という感じです。

(カラー)パープル→グレー
#7 見つめていたままで
オレピがユニットになって一発目の曲です。レコしよう!と決めてはじめたもんだから細かい歌い方にも気になる気になる。何度短時間内で結果を出せと言われたことか(爆)
さらっと歌いたくなかったんですね。んでも熱くもない。みたいな。こみ上げる、みたいなニュアンスに苦しみました。深く歌いたかった。詞も深いです。2人の主人公が出てきます。
少年=男でも女でもないが少年。「少年の心」というのが一番きれいで繊細であると思うがためあえてこの言葉を使っています。
語り手=根底にある自分でもあり、愛する心でもある。

「想いも迷いもそのままに」のキャッチはこの曲から生まれた。元気つけソングや、悲しみの自己主張ソングとはまた違った、「迷ってるものはそのまま迷って」というのを表現したくて生まれた詞です。まだまだ形が見えてなかったそのときのオレピだから出来たのかも。といってもそんなに苦しいという話でもなく、その苦しさや悲しさの中にあるしっかりとした触感のあるものがあるからこそ「悲しい」とも「苦しい」ともそのまま表現できるのではないか、と。

(カラー)深いオレンジ
そんな感じで、yuco的1stアルバム[orangepeel]タワゴトでしたが、いかがでしょう。あんま語るのは得意じゃないので意味不明も多々。ごめんして。もちろん、いろいろ反省点もあるのよ。「あぁ、録リ直したい・・」とかも(笑)まーその辺のことはあえてここでいう必要もないので次作への肥やしということで。

スローペースですが、いろんな思いを持って作り上げた7曲です。全てに違う色と情景があります。絵画を見るように7つの景色を楽しんでいただけたら本望です。

そしてもう1つの絵の具をさすのは聴いたあなた。
聴く人の耳にはいった時点であなたの景色に変わります。
あなたの経験や見た景色、触れたもの、想い、、、、

あなたは、何色の絵の具を使いますか?
ライヴphoto 神谷甲
よろしかったら皆さんのヒトコトも聞かせてくださいね。
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